ベンチャーキャピタルから資金調達方法について解説します。
メディア戦略、というと難しそうに聞こえますが、ポイントは「より多くのメディアで取り上げてもらう」ということです。メディアに掲載されることにより、それを読んだ投資家やベンチャーキャピタルの担当者から連絡が入ることがあります。どんなに良いサービスを作っていても人々に知って貰えなければ、資金調達視点から見ると何もやっていないと一緒です。良いサービスを作ったら積極的にメディアに取り上げてもらいましょう。戦略的にメディアに取り上げてもらうお仕事を「広報の仕事」と言いますが、小さなベンチャー企業の場合は専任の広報部署を設置する前にまずは社長自身が広報活動を行うことが重要です。
無料、または定額で様々なメディアにプレスリリースを送るサービスを利用して、積極的にプレスリリースを配信しましょう。
記者も人間です、知り合い企業、知り合い社長の情報を大きく取り上げたくなるものです。一度取材を受けた記者、ライター、TVディレクターとのリレーションシップを継続することにより、例えば、記事枠が空いた時に取り上げてもらえたり、何かの特集の際に思い出して貰えます。例えば、テレビで残業時間を減らす特集を行う際に、そう言えば**社長の会社はノー残業デイやっていたなー、取材を受けてくれるかな?と思い出して貰えるのです。
多くのメディアに一斉プレスリリース配信するのでなく、大手メディアにいち早く情報を送ることによりそのメディアに取り上げて貰いやすくなります。特に、日経新聞などの大手メディアは他社メディアに掲載されていない独自記事配信を行うことを好みます。プレスリリースを配信する際も、一括配信サービスを利用してリリース配信するのでなく、仲良くなった記者に直接連絡する、または事前に取材に来て貰うことにより、メディアはスクープ記事、独自情報として大きく記事に取り上げてもらえます。
異業種交流会や、同業種の交流会などの交流会、経営者交流会など、様々な経営者の集まりやパーティー、また合コンには積極的に参加して自分自身を、そして、サービスをより多くの人に知ってもらいましょう?何かのタイミングで知り合い社長が取材を受けた際に、記者から誰か知り合い社長を紹介してと言われた際に思い出してもらえます。
概ね、ビジネスコンテストの主催者は出資先企業を探すためにビジネスコンテストを参加します。 ビジネスコンテストに応募、出場することによりサービス内容を投資家に直接知ってもらうことができます。 コンテストで受賞しなかったとしても、ビジネスパートナーが見つかったり、紹介して貰えたりすることもあります。
Infinity Ventures Partnersが年に2回開催するIVSというイベント内で行われるLaunch Padというコンテストがおすすめです。多くの有名投資家やベンチャーキャピタルが参加しますし、また、500名を超えるIT系の経営者が参加する会ですので、受賞しなかったとしても多くの経営者と知り合いになれるチャンスでもあります。また、Infinity Ventures Partners自身がベンチャーキャピタルでもあります。IT系サービスを立ち上げたばかりの企業、新規サービスを立ち上げ予定の起業家はぜひ応募してみて下さい。筆者はオーディエンスとして過去5回以上ローンチパッドを見てきましたがビジネス的に本当に面白いプレゼン内容となっています。
日本のベンチャー投資家ベスト10に選ばれた投資家や、上場会社の社長、著名人に投資してもらおう!あの人が出資しているなら・・・と、2番目、3番目の資金調達を受けやすくなります。また無名の人から出資を受ける場合も、筋のいい人を選んで下さい。株主に悪い筋の人が入っている場合はそれ以降の出資を受けることが難しくなりますし、また、上場も難しくなります。もし、上場を目指すなら、資本政策をしっかり作り計画的に増資を行いましょう。
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